旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。 街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、 時には単車に跨って。

2021-01-01から1年間の記事一覧

それでは酔いお年を 今宵、湊町の酒場で!

2021年は年明け早々に大雪の便り。居ても立っても居られなくなって、雪を踏みしめ懐かしい街を訪ねた。心細い冬の日が萬代橋の向こうに沈んだら青い暖簾をくぐる。新潟には2年暮らした。 趣きある酒場のカウンターで、真鯛、寒ブリ、それに甘エビ、冬の日本…

ウイスキーがお好きでしょ BARやまざき@札幌

大通公園のイルミネーションをやり過ごしてすすきの交差点へ。今宵「Barやまざき」を訪ねたい。先代のオリジナル “クローバー・フォー” はジンベースにアクアビット、それにカンパリを少々。薄いオレンジがカクテルグラスを曇らせたらコアントローチェリーを…

草津よいとこ一度はおいで 吾妻線を完乗!

緩やかな勾配を駆け上って一時代前の湘南電車、525Mが1番線に滑り込んできた。今日は吾妻線で呑む。 凛とした冬の朝、渋川駅前からは伊香保温泉行きの路線バスが出て行った。駅の背景は朝日を浴びた赤城山だ。 4両編成の湘南電車は上越線を離れると進路を西…

JY04 山手線立ち呑み事情 立ち呑みHook@御徒町

山手線も漸く運転再開して?半年ぶりの立ち呑み事情は4駅めの御徒町に途中下車。御徒町から上野の間は立ち呑み昼飲みの聖地だから、数々の名店が並んで若者達で賑わっている。そんな店に紛れ込むのも趣がないから、穴場を探して昭和通り渡る。っと「立ち呑み…

駅そば日記 弥生軒@我孫子「唐揚げ蕎麦」

美味いの不味いのとWeb上では評価が真っ二つに割れているのが我孫子の「弥生軒」だ。午後2時という時間帯もあるが、構内にある3店舗はいずれも列を成している。中には店外で啜る猛者もいる。他の店と違うのは、客層がとにかく若い、それも暑苦しい部活帰りっ…

富士の高嶺に雪は降りつつ 岳南電車を完乗!

懐かしいこの顔、京王井の頭線を走っていた3000系だね。学生時代にずいぶんお世話になりました。両端に運転台を取付け1両で走行できるよう改造された電車が、ガタゴトと吉原駅に入線してきた。 吉原を出発した単行電車が沼川を渡って右へ90度大きくカーブを…

ご当地旨ラーメン事情 中洲「博多 一双」

通りの向こうから濃厚な豚骨スープの匂いが漂ってくる。ごこれ反則だよなぁ。つい吸い込まれてしまう。なんともクリーミーなスープが泡立って、薄切りのチャーシューと味玉が見え隠れしているね。細平打ちを無遠慮にズズッと啜る。鼻腔まで豚骨スープに支配…

ウイスキーがお好きでしょ 福岡「COOPER」

小雨降るロンドンの裏町にでも紛れ込んだ気にさせる佇まいが博多川の端に在る。オーセンティックではないにせよ、落ち着いた雰囲気のカウンターは老舗バーそのものだ。 淡緑色がカクテルグラスに注がれてライムの香りが広がる。すでに “ギムレット” には早過…

Biz-Lunch 天神「キッチンしゃもじ」

玄界灘で朝どれの真サバを博多独特のごま溜り醤油で生のまま食す「博多ごまサバ」が美味しい。「博多に来たらやっぱりごまサバ!」のキャッチに誘われ、今日のランチは “ごまサバ定食” をいただく。福岡にこんな郷土料理があるなんて知らなかったなぁ。まだ…

錦繍の東京風景「六義園」

6時台に近藤奈央さんが旧古河庭園から生中継していたので、天邪鬼にも駒込駅を反対に南へ抜ける。川越藩主・柳澤吉保が元禄15年(1702年)に築園した回遊式築山泉水の大名庭園「六義園」を訪ねるのだ。 中の島を浮かべた大泉水を右手に、先ずは時計回りに錦繍…

五連アーチとタラコと金雀と 岩徳線を完乗!

瀬戸内海には朝靄がかかり、波頭が朝日に煌めいている。コンビナートには銀色の灯が点滅している。この時期になると西国の日の出は7:00を過ぎる。タラコ色の2228Dは明けたばかりの徳山駅を発つ。 1つ目の櫛ヶ浜は山陽本線との分岐点、本線は瀬戸内海に添い、…

水曜日は家呑み派 「蓬莱 家伝手造り」

和の肴をいく皿か朱の盆に並べたら、小さなセラーから720mlを抜き出し、今宵は家呑みを愉しむ。“蓬莱 家伝手造り” は酒造好適米「飛騨ほまれ」を醸した純米吟醸酒、ANAのファーストクラスに採用されている。やわらかくも奥深いコクある旨酒は、冷やして、常…

錦川清流線を完乗! 「錦秋の清流と角ずしと獺祭と」

0番線で排気音を響かせているのは季節はずれの「桜のピンク」ひだまり号、今回は錦川清流線を往く。 かなり冷え込んだ午前中の岩国駅、周辺には青い目をしたカップルや若い家族連れが目立つ。きっと岩国基地の海兵隊員や軍属とそのファミリーでしょう。 岩国…

水曜日は家呑み派 「真澄あらばしり」

週末に隣駅までウォーキング。パークアベニューって通りにお気に入りの銘柄の特約店があるからね。冬の到来を告げるしぼりたて生原酒が入荷しているはずだから。首尾良く2本仕込んで帰りの足取りは軽い。 冷蔵庫に豚バラ、木綿豆腐、白菜を見つけたから、土…

大人のたしなみ おたる三幸@札幌

札幌だけど「おたる三幸」です。古いビルの地下1階だから地下街と深度があっていないから探したなぁ。お約束の生ビールは “サッポロクラシック”、ようやく巡り会いました。アテは “身欠きニシン”、好きなんです。長い長いカウンター、6名ほどで囲めるテーブ…

ご当地旨ラーメン事情 札幌「えびそば一幻」

南7条を西に10分ほど歩く、市電通りを越え左右が住宅街に変わると白地に赤い文字が浮かび上がります。すすきのからのこの距離が自信の現れでしょうか。ドアが開くなりエビの香りが漂います。スープは、えびの風味「そのまま」のストレート、とんこつをブレン…

旅の途中の酒場探訪 札幌「いぶしかもし酒場Choi」

狸小路8丁目に面白い酒場を見つけました。自家製の燻製と発酵おつまみが楽しめる酒場は「いぶしかもし酒場」って、そのまんまですね。 リーチインには日本中から集めた旨い酒が集まっているけど、当然にボクは道産酒でいくのです。栗山町は小林酒造の “北斗…

津々浦々酒場探訪 囲炉裏 醸家@富山

高山本線の旅を終えて富山駅に降り立ちます。路面電車が北へ南へ走りなかなか活気のある駅前広場です。呑み人は簡単には新幹線に乗り換えません。富山のきときとと地酒を味わうことなく帰るのは勿体ないでしょ。 あらかじめ地魚が食べられて越中の地酒が呑め…

高山本線を完乗! 「紅葉を探して山車辛口とやんちゃ酒と」

谷間の県境の駅では日没からあっという間に宵闇が迫ってくる。高山からの普通列車が猪谷駅に到着すると、低いエンジン音を響かせてキハ120系の2両編成が待っている。秋の紅を探しながら、今日は高山本線を呑み潰した。アンカーは871D、富山までのラストスパ…

津々浦々酒場探訪 ニュータマミヤ@岐阜

駅前のホテルから眼下を見下ろすと、まるで廃墟のような繊維問屋街が暗く広がっている。でもその先の岐阜横丁やら玉宮界脇がキラキラと煌めいている。そうか、柳ヶ瀬まで行かなくても呑めるんだ。っで、ボクは紅い大きな提灯に誘われて、ニュータマミヤにフ…

旅の途中の酒場探訪 名古屋「魚河岸割烹 鮮」

200万都市の駅前の一等地に市場があるっていうのがちょっとした驚きだ。広さ約4,000坪、約300の店舗が並ぶまさに名古屋の台所が「柳橋中央市場」なのだ。一般的に早い午後には閉まってしまう市場だけど、ここは夕方になっても人の出入りがある。市場の中に屋…

駅そば日記 百万石@赤羽「肉そば」

“肉そば” を択んだ。甘辛く煮た豚肉と玉ねぎが茹でたそばを覆う。角煮をスライスした感じだね。しょっぱい汁に意外と合うなぁ。大胆に箸でそばを掴んでズズっと啜る。一口めと二口めの合間に、豚肉と玉ねぎを口に運ぶ。じゅわぁと甘い。ついつい汁まで平らげ…

風を感じて! “風立ちぬ” いまは秋の中山道

「坂本宿」へやって来た。正面に中山道が登っていく碓氷峠の難所・刎石山が見える。ちょうど10年前、小学生の息子と3日かけて歩いた上州・坂本宿から信州・塩名田宿まで秋の中山道を駆ける。今日の相棒は「火の玉カラー」のZ900rs、そういえば初夏の軽井沢へ…

駅そば日記 住よし@名古屋「海老天(玉子入り)きしめん」

温かな汁に削り節が踊っている。名古屋らしく立派な海老天が2本、まんまるお月様が浮かぶ。大胆に箸を突っ込んで、モチモチのきしめんをズズっと啜る。いやぁ美味いなぁ。いい感じに汁を吸った1本目の海老天を味わったら箸で玉子を割る。っと味はマイルドに…

阪神なんば線 「銀のドームと法善寺横丁と篠峯と」

西日を浴びた6両編成の普通電車が、轟音を響かせて新淀川橋梁を渡って来る。大阪への出張を終えたら、新幹線に乗る前に阪神なんば線を呑み鉄、法善寺横丁をめざそうと思う。 尼崎駅前は噴水を中心とした中央公園と、バスターミナルに蓋をする空中庭園が憩い…

駅そば日記 常盤亭@品川「ジャンボ海老2本そば」

甘辛のかつおだしのつゆが、存在感が大きな2本のジャンボ海老天に沁みてきたところで、中細のゆで麺をズズっと啜る。多めに散らした刻みネギのシャキシャキ感も相まって美味しい。厚めの衣はかき揚げのようでもあって、箸で崩して麺に絡める。いいね。 品川…

久留里線を完乗! 「狸ばやしと名水と城の町と福祝秋あがりと」

木更津駅の東側には小さな車両所があって、気動車やディーゼル機関車が佇んでいる。大型の台風が過ぎ去った翌日、ローカル線に乗って房総半島を深く分け入ってみようとやって来た。 旅の前に駅周辺を歩く。駅舎を背に中心商店街を西へ5分も歩くと視界が広が…

水曜日は家呑み派 「Rivalis2018」

今宵はゆったりと、信州のワインを愉しむ。“Rivalis” は、北信地方の千曲川右岸・左岸の厳選された畑の葡萄を醸したちょと贅沢なシャルドネだ。粘土質を多く含む千曲川左岸地区のシャルドネは、豊かなアロマ、穏やかな酸味の調和のとれた味わいのワインにな…

風を感じて! 清津峡と星峠の棚田と由屋のそばと

塩沢石打ICから十二峠トンネルで尾根を貫くと、黒部峡谷・大杉峠とともに日本三大渓谷として知られる「清津峡」を訪ねることができる。大渓谷を穿つ光のトンネルを歩いて涼やかな渓谷のパノラマをめざす。 第三見晴所「しずく」は、湾曲したトンネルの内壁に…

駅そば日記 生そば@小山「岩下の新生姜そば」

旨味をたっぷりの黒いつゆに中太の麺、一部のファンからは「日本一美味しい」評価もある小山駅の生そば。っで “岩下の新生姜そば” を注文する。CMでも見かける岩下食品は栃木市の会社だからある意味ご当地そば。さらに “ねぎだく” ってトッピング(60円)がと…