2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧
林立する高層マンションを縫うように、軽エメラルドグリーンの10両編成が疾走する。大宮から赤羽そして池袋、呑む旅にはぴったりの街を繋ぐのが埼京線・赤羽線の旅だ。 13路線が乗り入れる首都圏の北の玄関口だけど、街の顔であるはずの駅舎はなんだか懐かし…
立ち呑みで巡る山手線の旅もようやくこれで半周、今宵は新宿で呑みたい。バスタ新宿が出来てすっかり新宿駅の顔になった感のある新南口を降りる。 西新宿1丁目交差点を渡って2つ目の路地を右に折れると何軒かの立ち呑み屋がある。呑み人が択んだのは黄色い看…
オレンジのラインを纏い、シャープで精悍な3100系が、120km/hと120km/hですれ違った。“アクセス特急” は成田空港と羽田空港を1時間50分で結んでいる。 5つのホームに忙しなく電車が発着する京成高砂駅も、入り口はとっても地味な下町風情の駅なのだ。この町…
品川駅ではやや肩身がせまい感じの各駅停車に乗車して2駅、新馬場駅の高架で浦賀行きを見送る。階段を降りて品川神社の新馬場参道を東に進むと旧東海道に当たる。品川方面に戻るといつもの登龍だ。 ときおりランチ遠征する大盛りの聖地・登龍、わざわざ休日…
大きな弧を描いて青砥駅に京成成田行きの快速特急が進入してくる。スカイライナーのルートを成田空港線に譲って、この快速特急が京成本線の花形だ。 ソメイヨシノに先行して、上野公園前に寒桜が満開だ。アジア系、欧米系を問わず、相変わらず外国人が多い。…
少し前のことですが、城南宮の「しだれ梅と椿まつり」を訪ねた翌日、ふらりと伏見を歩いた。十石舟が浮かぶ運河沿いを歩き、寺田屋旅館を覗いて、金色のかっぱと戯れたころ、ほろ時雨。それではと、冷たい雨が通り過ぎるのを酒蔵小路で雨宿り、ここは伏見十…
国際会館行きの10系電車と近鉄線から乗り入れる3200系電車がツーショットで竹田駅。満開の知らせが届いて、城南宮の「しだれ梅と椿まつり」を訪ねた。 城南宮を訪ねる烏丸線の旅は国際会館駅から始まる。八瀬の山々を背景にして、静かな朝の宝ヶ池と京都国際…
大阪に出張したら、一度この店を訪ねたいと思い、雨の中を長堀通を越えて心斎橋筋を歩きて来た。磨き抜かれたテーブルと長椅子が老舗を物語る。創業は昭和元年なのだと云う。 当然ながら名物オムライスを食べに来たのだけれど、急遽、ホワイトボードの “サー…
今里筋線の路線図を見ると興味深い。大阪市街の東端を舐めるように南下し都心部に向かうことはない。さてと今宵の一杯はどこでやるのか考えものだけど、まずは考えるより先に旅に出たい。 市営住宅が立ち並ぶ雨上がりの井高野に、ど派手な柑子色のゲートが口…