2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
ガラッとサッシの引戸を開けると、お姐さん一瞬だけど怪訝な顔をしたような。宝塚ソリオの地階、決して賑やかな一角ではないから、一見さんは珍しいのだろう。赤いちょうちんに誘われた立ち呑みは、手作りの塩麹・醤油麹を使ったアテがウリなのだそうだ。 ま…
こんな暑い日には、ついつい冷たい麺類に手が出る。空蝉通り北交差点近くの「恩田」も、そんな時に訪ねたいカードの一枚だ。この日注文したのは “冷ぶっかけげそ天うどん”、ランチにはミニ丼が付く。ボクは “とろろめし” を択ぶ。十分にコシを楽しめる手打ち…
フロントの青色と黄色の水玉模様は房総の海の波しぶきをイメージしてあくまでも爽やかだ。勝浦から乗った三番手の3239Mはおあつらえ向きにボックスシートが空いていた。辺りに乗客も居ないので海を眺めながら暫しのワンカップタイム、芳醇な安房の酒 “寿萬亀…
オーク樽をテーブルにして、外国人のカップルがジンを楽しんでいる。投宿した旅館から下駄を鳴らして温泉街を漫ろ歩く夕方、野沢温泉蒸留所を訪ねることにした。 銅板のサインボードを手がかりに、民宿が並ぶ細い道を登っていく。えっ、こんなところにあるの…
野沢温泉のシンボルは大湯、温泉街の中心に、江戸時代の趣ある湯屋建築の美しい姿を見せている。カランコロンと下駄を鳴らして13ある外湯を巡るのが、この北信濃の温泉地の大きな魅力だ。 ガラガラと引き戸を開ける。奇跡的に誰も居ない。タイミングかな。湯…
芸者衆が行き交った粋な花街・荒木町、外苑東通に面して赤く浮かび上がってるのが「一心ラーメン」だ。どんぶりの周りをのりでしきつめた別名 “エリマキらーめん” (エリマキトカゲに似ている?)をいただく。かなりの細麺、硬め、大ぶりなチャーシュー、玉ね…
ふたつ目の越後下関を過ぎると、列車は朝日山地を縫うような荒川の渓谷に分け入る。緑深い山、切り込む谷、赤い鉄橋とスノーシェッド、県境の赤芝峡は「日本の赤壁」と呼ばれる紅葉の名所だ。紅葉にはまだ早いので、せめて “ふなぐち菊水” は赤いラベルの熟成…
小さなセラーの隅っこから、深いブルーのボトルが出てきた。これ、兵庫県三木の “葵鶴”。神戸電鉄粟生線で呑んだ時に仕込んだ酒だから、1年以上寝かせてしまった。ワインじゃあるまいし大丈夫?羽柴軍が別所長治を包囲した三木合戦の舞台となったこの辺りは…
上野駅ほど夜行列車が似合う駅は無いと思う。ボクがそう思うのは、物心ついた時分すでに新幹線が博多開業し、東京駅を発つ夜行列車といえば、華やかなブルートレインが主役で、出張とか旅行をイメージさせた。一方の上野駅は、燻んだ青に塗られた急行列車が…